ミッドシップという走りに徹した贅沢な車種

用途によって車種を選ぶ 自動車にはミッドシップという車種がありますが、これはエンジンがフロントタイヤとリアタイヤの間に設置されている車種のことです。一般的には運転席の後部にエンジンが設置されていることが多く、その為ミッドシップエンジンの車種では必然的に2シーターになることを余儀なくされます。また、ボンネットには交換用のタイヤが備わっている場合も一般的であり、トランクルームもセダンタイプのように確保されていないことがほとんどです。その為ミッドシップエンジンの車種は、搭乗人数と荷物の積載量も少なく、走りに徹した乗り物と言えます。

実際新車では、ミッドシップエンジンの車種はスポーツカーや、高級な海外製のスポーツクーペに限られている感があります。今現在ミッドシップエンジンの自動車を運転したい場合、高級車を買わなければならないのかと言いますと、実はそうでもなく、かつて国産車でも九十年代にはミッドシップエンジンの車種が複数のメーカーから市販されていました。しかもそれが軽自動車であるということも、実に特色のある部分です。現在ではそれらの車種をまだ中古車で購入することが可能であり、中にはミッドシップであると同時に、軽自動車でただ一車種となるガルウイングを装備した車種も存在致します。